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2008.06.28 (Sat)

露光せよ

晴れた屋上は日常の終わり
干された白いシーツの隙間で
遠くの煙突が煙草を吸っている
意識とは身体を離れない思考のこと
空は無為に碧い

正鵠を打つ為の影
仕事は高熱に焼けたフィルムを見ること
屋上に干されたシーツは白く
日常をポジへと写す為に感情をネガとする

人のネガに触るときは
必ず白い手袋をはめて
俺の指紋がつかないように
人の想いを焼きつけたそれを
白から黒へ

嘘みたいに白い鳩を飼ってる人がいて
それを空に放つ
片手だけにはめた手袋で
とべない
触れるものの感触を失う

対比する為の白
反転し得るか
無為に碧い空の為に
露光せよ

屋上は日常の終わり
干されたシーツに顔を埋めて泣いたのは内緒
おまえを愛していたのは本当
ただ俺はそこで一枚の孤独を皮膚の上に貼り
飛び降りる
ふりをして、仕事に戻った






この詩結構気に入ってたんだけどなあ……
何でもないと想う詩の方が気に入って貰える率が高くて
その逆もしかりなんですよね。
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