喫冬喫夏 20090818
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憂鬱が何処にもない場所へ

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2009 in EZO
行ってきました。今年で三回目。感想とも云えない
雑感と行動経過を記したいと想います。
因みに去年も一緒した親友と二人で行きました。


14日。前乗りしていたホテルから、ツアーバスで会場へ。
雨を覚悟していたのだけれども、晴れたり曇ったり程度の気候。
相変わらず涼しく、非常に理想的な土地である。
入場を待つ列も何のその。徐々に高まる興奮と、開場が近づいた頃
忌野清志郎がスピーカから流れた。彼にしろ、何にしろ、
今年は色々と想うところがあるライジングだと想いながら。
開場のアナウンスがあると、待つ列から歓声が上がる。
皆その為に、音楽の為に集まっていると云う事。とても素敵だ。

開場してから一時間くらいかな、それくらいで入場出来、テントを立てる。
今年はムーンサーカス前のハピネステントサイトでキャンプ。
しかしちょっとしたアクシデントである。テントがこわれた。
こわれたって何よ、って感じですが、テントを地面に固定する為のペグを
刺すリングを、テント本体にくっつけているタグ状の布が、破けた。呆然。
どう考えてもリカバー不能であり、仕方なくテントスタッフのお兄さんを
お呼びする。三人も集まってくれて、ガムテープたら何たらで何とか
しのいでくれる。ほんとにお手数かけました。色々やってくだすった上
「楽しんで下さいね。」と笑顔。大変だったがほんわかする。
ありがとうございますほんとに。
それから身支度を整えて、さあ物販に走るぜ!と。
毎年恒例?エレクトリックでTシャツとか買ったり、缶バッヂガチャガチャやったり。
因みにアーティストグッズはサカナクション・キセルのTシャツ、
レッドスターフィールドT、ポリシックスタオル、ENTITY OF RUDEのブート盤、
武藤さんの先行販売シングルを買ったりしました。
缶バッヂはだいたい欲しいものはゲットしました。交換してくれた方、感謝です。

そして、うろうろしている間に見るつもりだったPOLYSICSが始って
しまっていて、今年もぐだぐだかよ、と想いながらサンステージへ走る。
モニター観て悶絶しました。
……メンバー全員パイロット&キャビンアテンダントのコスプレしとる……!
最高にかっこよくてかわいくてたまらない衣装だった。
ポリは好きでアルバムは毎作出る度に買ってるくらいなんですが、
ワンマンは行った事がなく、それこそフェスでしか見た事がないのですが、
最近はこんな可愛い服装してるんですか?
一人でくそテンション高いハヤシさんにやられる。
「PEACH PIE ON THE BEACH」と「シーラカンス・イズ・アンドロイド」と
「I My Me Mine」はずるい事この上ない。兎に角楽しい。
云いなりになって踊っていましたよ。サンステージに響き渡るリコーダーの音。
最高にナンセンスでかっこよかったです。
ポリシックスもっと聴こうと想いました。新しいアルバム楽しみです。

それからようやっとごはん。おなかすいてたんです。
ここでラーメン以外食うものが浮かばなかったです。
今年はレッド近くの飲食コーナーにラーメン横丁くさいものが出来ていて
去年も一昨年も味玉ラーメンしか食わなかったので、ここはひとつ
新しいやつを、と札幌屋台屋なるラーメン屋の醤油ラーメンを食う。
うまい。あっさりながらこくがあるぜ!と云いながら大喜び。
煙草ばかばか吸って、倖せにじーん。

それからクリスタルパレスの日の出食堂を見に行ったのだけれど、
入場規制で入れず。ちょこっと外で漏れる音を聴く。
っつーかクリスタルパレスの壁に耳つけてたんですけどね(笑)
やっぱり達也さんはちがうよ!と想って。
ただ、これだけ名のある、観たい人が多かろうアーティストのステージは
少なくとも野外にして欲しいなあ。
クリスタルの魅力も解るんだけれど。
暫く壁に耳をつけてから、次のアーティストの為に端から端へ移動。

つまりはクリスタルパレスからボヘミアンガーデンへ。あれ何キロくらい
あるんすかね?30分くらいは歩きますよね。
ハアハア云いながらでしたが、かぶりつきで見れました、
武藤昭平withウエノコウジ!!
初めセッティング見てびっくりしましたよ。アコースティックじゃないか……
しっかし、アコースティックなるものに殆ど興味がなく、聴いた経験が
余りない人間が云うのもないですが、あんなかっこいい
アコースティックギターとベース見たの初めてです。
鬩ぎ合い、牽制し合うかのようなぎりぎりの雰囲気と、それを裏返すように
ぴったりと感じられる、音楽に対する喜び。
兎に角見ててこっちも、楽しい、と云う快感が突き抜けるライブ。
フレーズ一個一個もど真ん中好み、その上本人達も至極嬉しそう。
実はちょっと心配だったんだ、ウエノさん。いや、ほら、色々あったし
レディキャロみたいな事は暫くやんないのかな、とか、
要らんくそなファンの危惧杞憂だったんですが、ほんっとに笑顔が多くて
相変わらずエロティックで最高でしたよ。
それから、後半になってクハラさんとアイゴンさんも交えて、ロック色の強い
ライブになったんですが、もうたまらんかった。
「チェリー・ザ・ダストマン」にテンションがだだ上がり
武藤さんも帽子を飛ばしたりしていて、喜びそのもの、と云った感じの
ライブでした。先程書いたように、先行販売シングルは買ったんですが
アコースティックでやってた楽曲も音源化して欲しいなあ。
ほんっとかっこいいですよ。期待しまくりです。また絶対見たい。

それからまた死にかけながらクリスタルパレスへ移動。
LOSALIOS feat. SOUL RED。今度は入場規制前に入れて
ちゃくちゃくと始まるのを待ってたのですが、
疲れからか持病が出てしまい、友人を残して始まる直前で外へ出る事に
なってしまった。泣けた。しかし外でぐったりしつつも、漏れ聞こえる音を
感じておりました。すきなきょくいっぱいやってくれた……!
「THREE DOG NIGHT」に「COLORADO SHIT DOG」、「まどろみ」、
「SICK」に「HAE」……!MCで「ロザリオスと云えば年に一回ここでやる
だけのバンドになっておりますが」みたいな事を達也さんがおっしゃって
ましたが、そう想うなら音源をよろしくです(笑)

それから疲れにぐったりしすぎで、取り敢えず体力……、と
豚汁を食した。よう考えたら昼だか何だか解らんラーメンしか食ってなかった。

ほんとはCapsuleをがっつり見る予定だったんですが、ムーンサーカスをすぐ
望める我がテントからまったり見てただけでした。
やっぱりかっこよかったなあ。踊りたかったなあ。
ほんとに好きな曲ばっかりやってくれた。音量がおっきいだけでやっぱり
テンションが上がる。「JUMPR」はやっぱり燃えました。
こしじまさんのMC「ぐっすり寝てね〜!」
やさしい人だ。

それからのそのそと就寝。腰がいたいよママ、疲労が取れますように、と
祈りながら。




起きたのはやはり暑さの所為だった。9時頃に二度寝も頑張っても出来なく
ごえええええ!陽射しは暑いが外は涼しい!何ぞこれ!と云いながら
朝煙草をふかしたり、テント近くの出店でミルクティとどら焼きを買ったり。
しかし何とかちいとずつ疲れは取れているみたいだ。
予約しといたシャワー&ドレッサーと、ご飯食べにサンステージ方面へ行く。
すっきりさっぱりした後、飯は味玉ラーメン醤油(笑)。今年はちょっと味変わってた
気がする!スープ薄くなってなかったか。でもおいしかった。

暫くぐだぐだしてから、クリスタルパレスにてSCOOBIE DOを見る。
やっぱりスクービーは観客と一体になると云う点、観客を盛り上げる力では
群を抜いていると想った。演奏がかっこいいのは勿論ですが、
観客にあの密室で、あの暑さあの密度で、「座れ、そしてイェーと云って
一気に飛びあがりなさい。」と指示を出し、コールアンドレスポンスを成功
させる技は素晴らしい。
ほんとはゆっくり見るつもりだったんだよ。ファンキーだね!かっこいいね!
なんつって。
そんな事出来なかったです莫迦野郎。踊りたくった踊りたくった。
「GET UP」と「BACK ON」はキラーチューンも甚だしい。
”あこがれに手を振ろうぜ 二番目はもうやめた”。
楽し過ぎて、夢の時間過ぎて、笑いながらちょっと泣いた。
RSRはみんな、こう云う時間を希求しながら日常に呑まれている人も
沢山いると想うんです。……おまえだけとか云わんでおくれ。
つらいことたくさんあるけど、音楽が好きだから生きてる人がたくさんいると
想うんです。それを、見事に
「お前等はロックンローラーだ!間違いない!」と云って、
昇華してくれるこのバンドが大好きだ。

それから一度テントへ戻って、もう帰り支度をしておく。
しんどくなってからテント畳むのを避ける為。
とっとと畳んで荷物郵送、休憩。

そしてサカナクション!待ってました!地元バンドだし、楽しみにしない方が
おかしいのさ。しかもムーンサーカスでサカナクション!
かぶりつきで見てきました。
まだサカナクションもワンマン行った事がなく、いつもイベントやらフェスやらで
見てばかりだったので、長時間やってくれるものは初。
いつも「ネイティブダンサー」でピークを迎え、「ナイトフィッシングイズグッド」で
きゅっと締めると云うセットリストにプラスして他の曲が聴けた事が先ず満足。
本人達もやっぱり感慨深いようで、しきりにRSRがゆかりのフェスである事、
云ってました。ほんとに数年で夢のような世界に出てきた人達だ。素敵だ。
「三日月サンセット」のアレンジがほんとにかっこよくて参った。
しかも上手い具合に暮れてゆく時。
ほんとに情感と感受性のバンドだと想った。好きでよかった。
「minnnanouta」もやっぱり生はよいなあ。ベースラインがもうたまらん。
そいで相変わらず「ネイティブダンサー」と「ナイトフィッシングイズグッド」には
やられっぱなしなんですけどね。
あの広いステージで、野外に広がっていくあの音の余韻と声はこたえられない。

それからグリーンオアシスへ移動、MO'SOME TONEBENDERを見る。
おおおおもう何云っていいかわかんない(笑)武井さんもう何ですか祭りですか
そうですね祭りですね。
演奏も何もかもキレキレのぎゅんぎゅん。もう体力ないんだってば、っつーのに
踊りまくった。はは。
百々さんだいすきっこなんですが、やっぱり何かのイデアを有していますねあの人。
「ロッキンルーラ」、「NO WAY CITY」、新曲。
めちゃくちゃなんだよいろいろと。そこがめちゃくちゃかっこいいんだよ。
あと、気になってたんですが、登場前に流してた百々さんが唄ってるっぽい
かわいこぶった、きみのことがだいすきさ〜あいしてゆ〜、みたいな曲
あれ何ですか?ふざけてるんですか?かわいいので音源欲しいです。
私が知らんだけでもうどっかで流れてるのか

そして、おなかすいた、とたこ焼きを買ってサンステージへ。
The Birthdayを見に。色々想うとこが多過ぎた。
登場から至極かっこよかった。あのSE、相変わらず興奮させやがる。
一曲目から「涙がこぼれそう」。それはこっちもなのだけれど。
何って云うんだろう。色々毎日あるし、音楽が好きだから生きていけるような
日々を過ごしているんだけれど、その、”まだ生きていかなくては。生きて
ゆける”、と想う瞬間があの曲に一気に集まっていた気がする。
だからこぼれそうでは済まなかったんですが。
それから、だんだんにくる。あの事を想う。
貴方のギターがあるから生きていける、と想ってた、その人の事。
何処かへ行ってしまった寂しがり屋のあの子の話、「カレンダー・ガール」。
最近のダンスナンバー、「マスカレード」の踊る感覚。
焦燥を掠れて映り込ませた映画のような「メキシコ・イーグル・マスタード」。
それ等を挟んで、その瞬間は来る。
チバさんが、少し低めのトーンで
「アベフトシの分まで、俺はやり続けるよ。」
チバさんの言葉なんだなあ、と想って、ほんとに彼はもう今この世界には
実体としてはいないんだなあ、とか。
あんまり書くと色んな事が薄らいでしまう上に、自分の傷に塩を塗るのでやめたい。
その後演奏された「KAMINARI TODAY」がどうしても、ミッシェル時代の
四人の事を唄っているような気になってきて、
それはThe Birthdayと云うバンドにとって失礼な解釈だと想うのだけれど、
そんな時代を共に過ごした自分の半分が抜けたような感覚って云うのは、
どれ程痛いものなんだろうとか、噛み締めながら聴いた。
やっぱり素晴らしい曲だった。
”カミナリを鳴らしにゆこうぜ それだけさ それだけさ”。

……何か感極まってしまった続きが書けなくなった(笑)。
いや、他の楽曲もかっこよかった。これからも突き進んでゆくから、
と云う意志を感じ。「NUDE RIDER」が聴けて嬉しく。
新曲の発売が10月14日か。楽しみだ。

そしてそのままサンステージで浅井ベンジー健一氏を見る。
やっぱりかっこよさ異常。帽子にあのスパゲッティーヘアーで、
米映画に出てくるストリートの少年のようでした。
感激しきりだったのが「ヘッドライトのわくのとれかたがいかしてる車」!!
最近やってるんですかね?あと「ディズニーランドへ」!
ディズニー〜はベンジーが好きになった原因の一つの曲なので、
それをRSRで聴ける事自体至福だ。「ぺピン」も「DEVIL」も最高だ。
「Mad Surfer」も聴けて嬉しかった。「危険すぎる」は危険すぎる。
今年は音も最高だったし(一昨年、ちいと音が飛んでたので)、
たっぷりまんぞく。

そして疲れて眠ってしまった友人を残し、一人レッドスターフィールドへ。
キセルを。キセルさまを。キセルをね!ライジングで見れるなんて、私倖福者!
ステージ前に行ったら、押しているらしくて、まだサウンドチェックをやって
いたのですけれども、本人さん方がやってらしたんですよね。
かぶりつきに行ったんですが、もうそのチェックだけで鳥肌立ちましたね。
本編はもう、寒さではない鳥肌が、内臓からぶわっ、と広がってゆく瞬間が
何回あったか解らんです。「ベガ」始まりの時点でもうくらくらなんですが
「ベガ」物凄い好きな曲で。一応ラブソングなんですが、それを超えた何か
人生の系譜のような、寧ろ地球が生まれてから今に至るまでのような
分厚い地層を一気に凝縮したような音と、あの声がもう。
やっぱり兄弟だから、ハモリの時の声質の合い方が絶妙なんですよ。
絶妙じゃ足りないな。「春の背中」なんかでももう、弟さんのコーラスが入る
瞬間に、鳥肌がぶわーっと。たまらんでしょうこれは……。
しかも「ハナレバナレ」と云うデビュー前からの名曲もあり、
キラーチューン「サマーサン」をして「今のが今回最速の曲でした。」とか云う
ゆるすぎる感じ。
新曲「夜の名前」「夕凪」もすっごいです。音源化たのむ。
何で輪っかになるんだよ僕が。
それから落涙を禁じ得なかった「君の犬」。これもう史上最大級レベルの名曲だ
と想うんですけども。生で聴けて、詞の意味から音の感覚やら何やら
兎に角感動した。凄いわこれは。
「ギンヤンマ」は涼しい北海道に映え過ぎ。
アンコールがステージ最後故にあったんですが、高田渡さんの「系図」を
カバーしてらして。
このカバーだけで彼等が感受性の化け物みたいなユニットだとすぐ解ると想う。
こんな間近で、しかも野外で、且つライジングで、彼等を見れて嬉しかった。
最高に素敵だった。凄いですよキセルは。

それからお腹が減った為、ラーメンを食べた(笑)
今度は店名忘れましたが、こってり目の醤油。うまかった。
ただ、7割くらいすいてるな、くらいの空腹だったので、量が多かったっす。
しかし全部食べて煙草吸ってサンステージへ戻る。

大トリ。the pillows。
体力と眠気がだいぶあれしてきやがったんですけども、
やっぱり素敵だった。朝配られた蝦夷新聞で読んだ通り、大トリと云う事で
気合入りまくり。朝日とさわお。そして少しの寂しさ。
……かえらなきゃ。





今年も色々ありましたが、楽しかったです。
兎に角テントは毎年苦労します。安物はよくないのは解ってるが
紐取れるとかないだろうが!
また来年行きますよ。
想えば、去年、来年ここへ来る時自分はどうなってんだろう、と切に
考えていたんですが
どうにもなっていない自分がいる。
それが厭で怖くて生きていたくなくなるが、何とかしないといけない。
いい加減、ライジングに依存する一年ではなくて、ライジングを楽しみに
立つ一年を過ごしてゆきたい。

頑張らねばならない。
今は吸いすぎた煙草で痛む咽喉と、虚脱を抱えてます。
長くなりましたが一応、これで。


( 2009.08.18 ) ( 音楽 ) ( COMMENT:0 ) ( TRACKBACK:0 )