喫冬喫夏 20090721
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乳白色の女の影が射すのです

三文ゴシップ三文ゴシップ
(2009/06/24)
椎名林檎

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話題盤ですが、運よく友人に貸して戴く事に相成り、
聴く事が出来ました。
椎名林檎名義としては久々のアルバムですが、「KSK」と
同じく例の左右対称の作り。
それ以上に空間の広がりを感じさせる音作りが素晴らしいと
想います。これ全部計画して作ってるのかと想うと、矢張り
鳥肌が立ちますね。林檎さんにしてはとってもライトと云うか、
椎名林檎=ディープと云うイメージを払拭するような新しい
感じが心地よくもあり、且つちょっとしたダークな雰囲気も底に
流れている。
彼女の声って独特であるのは云うまでもないのだけれども、
揺れる・掠れる・任意の音階、みたいな隙間の魅力がとても
好き。今作はそんな彼女の声が好きな人はきっと好きになるな、と
想います。

個人的に好きなのが「〇地点から」〜「尖った手口」の流れ。
ほら、見事に左右対称になってる部分じゃない(笑)
「都合のいい身体」なんかたまんないですね。
あと、「凡才肌」がイチローさんに向けて作った曲と云うのはマジですか。
その言葉のセンスに先ずくらくらしてしまったのだけれども。

一枚丸々通してBGMにしたくなる感じですが、ラストのボーナストラック
のような様相で入っている「丸の内サディスティック」のExpoVerがたまらん。
「丸の内サディスティック」物凄い好きな曲で、いじるとこないじゃない、
みたいな事を少し想っていましたが、大人になった林檎さんが唄われると
また深い趣があって、とてもせつない。

そうだ、趣だ、と想った。今書いてて自分で。
彼女は特に日本語使いが上手い且つ独自性のあるものですが、
その隙間の空気がやっぱり違う方だなあ、と改めて想いました。


( 2009.07.21 ) ( 音楽 ) ( COMMENT:0 ) ( TRACKBACK:0 )