喫冬喫夏 20090626
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あなたはくうきをあいすひと

マクロスプラス MOVIE EDITION [DVD]マクロスプラス MOVIE EDITION [DVD]
(2000/07/25)
山崎たくみ石塚運昇

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最近アニメ映画を観ようキャンペーン開催中で
特に心にどーんとくるやつを探して観ておるんですが。
こないだはるろ剣の追憶編〜星霜編を一気に観て
死にたくなったんですが、これでも死にたくなりました。
音楽が菅野よう子さんと新居昭乃さんのタッグで、それ
目当てだったのです。
どっかでこの映画のエンディングやらアニメビデオのような
ものを観て「VOICES」ってこんなに凄い曲だったのか、
と想って。いや、元から凄いいい曲だと想っていたんですが
より胸にきたと云うか、何この郷愁、と。
だから風力発電の白いプロペラはだめだって
みただけでなんか泣きたくなるから。

基本的にロボットSFなんですが、近未来都市の映像やら、
近未来の癖に懐かしい風景があると云う点が素晴らしい。
マクロスシリーズ自体をそんなに知らないんですが、そんな
人間でもこの映画だけで十分楽しめました。
ちいと調べたら、セル画にCGを足して映像を作る試みって、
この映画が殆ど初めてだったみたいですね。
シャロンの周りをよくわからん金色の輪が取り巻く映像が
ほんとにぐらぐらするぐらいかっこよくて吹いた。
あとでかいシャロン(なにその表現)が出現するとこの
音楽との兼ね合い。「Wanna Be An Angel」も凄い。

夜中独りで鳥肌ばかり立てていました。


( 2009.06.26 ) ( 映画 ) ( COMMENT:0 ) ( TRACKBACK:0 )
ミラーボールを割ってみたい

50/5050/50
(2009/06/17)
HEY HEY RADIO! VOLA & THE ORIENTAL MACHINEVOLA & THE ORIENTAL MACHINE

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素晴らしいスプリット盤。
VOLAはメンバーチェンジ後初の音源だったので、どうなって
しまっているのか、若干の不安もありましたが、いい感じに
デジタル・エレクトロ・ダンスチューンに仕上がっていて
身体をくの字に曲げて悶絶する。
01.「WEEKEND LOVERS」(物凄く聞き覚えのある単語だなあ)は
リフがキーボード主体だったりして、ネオVOLAと云う感じがする癖に
やっぱりVOLAだと想うのは、ちょっとした変態的なフレーズと、
寧ろ和太鼓みたいなドラムが混入しているからだと想う。
すんげえかっこいいです。しかもこの展開美はダンスチューンには
欠かせない音素だと想う。この曲から聴いても惚れてしまう人
多いのではないか。この週末に答えを求めると云う詞も、
何処かいつも焦燥を引きずっているVOLAらしいコンセプト。
週末っていつも苦しい。
PVも莫迦っぽくて可愛いです
02.「SWEET MAN」はアヒトイナザワ氏の素敵なヴォーカルと、
踊るベースがとてもよい。そして格段に空間を感じさせる術に
長けたと想う。かっこいい。空間と云うか、奥行きが半端ない。

HEY HEY RADIO!の存在は存じ上げなかったのだけれど、
彼等とVOLAはマイスペースで知り合ったらしいですね。
次世代スプリットですね。
しかし、VOLAがスプリットやろうと云う気持になったのもよく解る
快調な音を聞かせてくれる。日本でスプリット盤って少ないと想う
のですよ。オムニバスは別として。そう云う空気を簡単に打破して
くれたなあと。いいバンドを知ったぞ。彼等の作品をもっと聴きたい。
03.「TELEVISION」はキメになる加工されたフレーズに、
ディスコティックな声が冴えわたっている。それから、キーボードの
音の揺れが気持ちよすぎるんだよこのやろう
04.「MISS DANCE」もダウナーな感じが気だるく踊らせる。とても素敵。

兎に角かっこいいですわこれは。お値段もお得なので、買うべしです。


( 2009.06.26 ) ( 音楽 ) ( COMMENT:0 ) ( TRACKBACK:0 )
君の運命を慟哭する

北京故事 藍宇(ランユー)北京故事 藍宇(ランユー)
(2003/10)
北京 同志

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こないだ観た「情熱の嵐」の原作
友人がこれも読むべしと貸していただいたのですが
映画だいぶはしょったな、と云うか、
原作もよいですね。原作の方がその”時代”めいたものが
感じられて、舞台設定の必然性とか、その中での登場人物達の
儚さとかが際立っている。
時間経過も結構あって、それも含めて新しく感じられる。
且つ、映画のラストのあっけないまでの空虚感はそのままだ。
云うてしまえばゲイ小説ではあるんだけれども、恋愛小説だと
私は想うよ。時代の必然性を備えた陽炎みたいな話だ。
そして改めてランユーをあの役者にしたのは超正解だと想った。
しかしネット小説のようなものだとはしらなんだ。
向こうのネット小説って、こっちの携帯小説とかとは違って、
文学と殆ど違わぬ文化なんだな……そのほがいいな……


( 2009.06.26 ) ( 文学 ) ( COMMENT:0 ) ( TRACKBACK:0 )
何処に座って笑っているつもりだ

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)
(1960/12)
江戸川 乱歩

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はあああ、すげえなこの人!
と今更ながら感嘆の尽きぬ感じで読みました。
短編のくせに発想がもう長編と云うか、
普通こんなの想い付いたら長編にするだろう、みたいな
アイディア(トリックに限らず、発想・考え方全て)ばかり。
彼はやっぱり探偵小説の日本の始祖のような人で、
どうしてもトリックやその方法に眼がいきがちだったんですが
「人間椅子」とか「芋虫」は正直そんな事はどうでもいい感じ。
谷崎潤一郎なんかを愛読してたってのもよく解る。
探偵小説と云えばエンタテインメントなのだけれど、
この方が純粋に純文学ばっかり書いてたら、もっとえらい事に
なっていたんではないだろうか、とかそう云うのは
愚かしい考えだろうか。
回想体で書かれているものが多いんですが、その技法も
素晴らしい。ぱくりたい。ぱくれるもんならな(笑)

「人間椅子」の所為で、家のソファすら怖くなったんですが。
偶然にも、近所の百貨店で家具の在庫処分市みたいなのを
やっていて、立派な革張りのソファがあった。
……うへへへへ


( 2009.06.26 ) ( 文学 ) ( COMMENT:0 ) ( TRACKBACK:0 )